人工透析を行っている患者の生活の様子を紹介

人工透析の基本的な知識を身につけよう

透析患者の生活

透析患者の生活

人工透析といえば病院に通院して数時間、専用の機械で血液を浄化するものだと考えている人も多いかもしれません。ですが、現代の人工透析は多様化しており、個人の都合に合わせながら治療を行うことも可能です。

治療と仕事の両立も可能

治療と仕事の両立も可能

透析治療は1回に数時間かかるため、仕事と治療の両立は無理だと考えている人もいますが、現代は治療法が多様化しており、それぞれに合わせた治療スケジュールを組むことも可能です。
日本で透析治療を行っている患者の97%は血液透析です。血液透析の一般的なスケジュールは「週に3回ほど通院し、1回の治療時間は4~5時間」というものです。時間帯は患者の日常生活のパターンに合わせて決められますが、4~5時間病院に留まらなければなりません。最近は夜間の就寝時間を利用する「オーバーナイト透析」も行われていますが、導入している施設は限られています。
一方、腹膜透析は通院が月に1~2回程度と少なめで自宅や職場で治療ができるとあって、社会復帰しやすいのが特徴です。腹膜透析のひとつ自動腹膜透析は「日中の自由な時間を確保したい」という患者に向けて開発された透析方法です。この方法を選択しているのは腹膜透析患者の約40%で、学生や社会人が中心です。学校や仕事の都合に合わせて透析治療ができるため、社会生活にもほとんど影響しません。

透析治療中の食生活

透析治療中の食生活

透析治療を長く続けていると様々な合併症を引き起こす可能性も高くなります。合併症を防ぐには食事がとても重要です。医療従事者や管理栄養士が考えた、カロリーがしっかり計算されたメニューを守っていればそれほど心配することはありません。また、食事療法中だからといって「食べたいもの」や「好きなもの」を我慢する必要もありません。タンパク質や塩分に注意しながら水分をしっかり摂り、食べる量を制限すれば大丈夫です。

注意すべきはカリウムの制限

注意すべきはカリウムの制限

腎機能が低下するとカリウムの排出が減少するため、高カリウム血症となる可能性があります。高カリウム血症は不整脈の要因となるため、それを防ぐにはカリウムの摂取量に気をつけなければなりません。カリウムは生野菜や果物、肉類、芋類に多く含まれているので食べ過ぎないように心がけましょう。

水分コントロール

水分コントロール

透析治療では「体に入る水分量」と「体から出される水分量」のバランスが崩れやすくなるため、体内の水分が過剰にならないように飲水量を制限しなければなりません。水分の摂り過ぎに注意して体内の水分量をコントロールすることが大切です。

塩分は控えめに

塩分は控えめに

塩分を多く摂り過ぎるとむくみや高血圧の原因となります。心臓にも大きな負担がかかりますし、喉が渇いて水分がほしくなるため水分コントロールも難しくなります。調理法や味つけなどを工夫して塩分を控えめにしましょう。

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